研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.30
 

報告書年度:

2001
 

研究種別:

戦略技術開発研究
 

テーマ名:

高精度三次元レーザ切断加工システムの開発(第1報)
 

副 題:

高精度三次元レーザ加工機の開発
 

担当者:

吉野 武美(研究開発センター)
長谷川 雅人(〃)
斉藤 博(〃)
 

抄 録:

従来のレーザ加工機では対応の困難な、カメラ、携帯電話、情報機器など高精度なプレス成形品の三次元切断を実現することを目的に高精度三次元レーザ加工機の開発を行った。開発機はX、Y、Zの直動位置決め駆動軸とC、αの回転姿勢制御軸で構成される一点指向の5軸機構とした。
 

緒 言:

高精度が必要とされるカメラ、携帯電話、携帯情報端末などのプレス部品はプレス成形した後、金型によるトリミング、穴開けなどのプレス工程を経て製品となる。しかしトリミング、穴あけなどのプレス工程は、場合によっては数十工程を要するため、納期、金型費の面で対応に苦慮しているのが現状である。
 このようなことから金型を必要としないレーザ切断加工に対する要望が高まっているが、レーザの三次元切断は、人手によるケガキ、ティーチングの工程を経る必要があり、納期、精度ともに要求を満たせないのが現状である。
 当センターでは、現場でのケガキ、ティーチングをなくすため、プレス成形品の三次元CADの曲面上に切断線を形成し、そのCADデータを利用してレーザ切断加工用NCデータを作成するシステムを構築した。これにより従来より短納期で三次元レーザ切断加工が可能になった。しかし目標とする高精度プレス成形品に対しては、@従来の三次元レーザ加工機では軸の回転等によりレーザ光軸にブレが生ずる、Aプレス成形品はスプリングバックや反り等があり必ずしも図面と一致せCADず切断誤差が生ずる、等のため±50μmという要求精度を満たすことができなかった。
 そこで本研究ではこれらの高精度が必要とされるプレス成形品を±50μm以内の精度で三次元切断できるレーザ加工システムを開発することを目標とし、初年度は高精度三次元レーザ加工機の開発に着手した。
 

資 料:

戦略3−3次元レーザ加工.pdf(約1,551.14 Kバイト)