研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.34
 

報告書年度:

2005
 

研究種別:

共同研究
 

テーマ名:

SCM415 とSUS303 の摩擦圧接
 

副 題:


 

担当者:

大平 宏樹
安部 彰
渡邊 健次郎(研究開発センター)
桂澤 豊 (    〃    )
中川 昌幸(    〃    )
 

抄 録:

被削性の良いオーステナイト系ステンレス鋼SUS303 と、浸炭焼入れにより表面を硬化させたクロムモリブデン鋼SCM415 を接合することにより、一部は加工性が良く、他の部位は耐摩耗性の高い複合材を作ることが出来る。本研究では、このような異種材料の接合方法として摩擦圧接法を試みた結果、良好な継ぎ手が得られた。同径φ8mm の供試材の場合、アプセット寄り代が2mm 以上得られた場合には、接合界面全面がほぼ接合され600MPa 程度の引張強さを示した。また、接合機、供試材の材質、硬さ等を変更した場合、適切なアプセット寄り代を得るための指針として、変更すべき接合パラメータとそれらがアプセット寄り代に及ぼす影響について検討した。
 

緒 言:

材料の機械的性質は、材質、熱処理や加工により決定されるが、たとえば、製品とするための加工性と強度や耐摩耗性などを両立することは難しく、材料、加工コストともに高くなってしまう。比較的安価な材料を用い、製品に要求されるさまざまな機能、性能の一部を満たすような材料を複合化することにより、コストを押さえより付加価値の高い製品をつくることが出来る。本研究では、浸炭焼入れにより表面を硬化させたクロムモリブデン鋼SCM415(以下SCM)の丸棒と、被削性の良いオーステナイト系ステンレス鋼SUS303(以下SUS)の丸棒の接合を検討した。接合方法として、より加工コストを抑えることが出来、十分な接合強度が期待できる摩擦圧接法を用い、その最適な加工条件について調べた。
 

資 料:

SCM415とSUS303の摩擦圧接.pdf(約1,403.82 Kバイト)