研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.24
 

報告書年度:

1995
 

研究種別:

戦略技術開発研究
 

テーマ名:

金型の微細欠陥除去技術及びセラミックスの微細加工技術の研究(第2報)
 

副 題:

CO2レーザによる放電加工面の表面性状改善
 

担当者:

伊関 陽一郎(応用技術研究室)
野中 敏(〃)
土田 知宏(〃)
薄田 十蔵(〃)
長谷川 雅人(化学・繊維研究室)
小林 豊(〃)
湯田 敏秀(応用技術研究室)
 

抄 録:

 放電加工した鋼材(SKD11)の表面にレーザビームを照射し、極表面のみを溶融凝固させることにより、40μm程度であった放電加工面の粗さを短時間で10μm以下まで向上させることができた。また、簡易型のチャンバでも酸化を抑止できること、吸収剤は用いない方が結果が安定することなどが分かった。
 

緒 言:

 放電加工は金型の製造工程において重要な位置を占めているが、数μm程度の表面粗さを狙う仕上げ加工では加工に長時間を要する。また、加工面には加熱・冷却過程で発生する残留応力や微細なクラック、ポアといった加工欠陥あるいは浸炭・脱炭層といった加工変質層が発生する。これら欠陥層は製品の品質や金型の寿命に大きく影響するため、何らかの方法で除去する必要がある。そのため、現状では磨きの工程に多くの時間と労力を費やしている。
 本研究ではこれを軽減することを目的として、放電加工面にレーザビームを照射し、極表面を溶融凝固させること(以下レーザ処理とよぶ)により表面性状の改善を試みた。またそれに付随して、レーザ処理時の酸化抑止方法やビーム吸収剤であるカーボンの影響についても検討した。
 

資 料: