研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.31
 

報告書年度:

2002
 

研究種別:

実用研究
 

テーマ名:

繊維製品の染着制御・機能性付加技術の開発(その2)
 

副 題:

ペーパーヤーンへの伸縮性、柔軟性付与加工法
 

担当者:

佐藤 清治(素材応用技術支援センター)
菊池 孝之(〃)
 

抄 録:

12°ボーメ以上の水酸化ナトリウム水溶液中で、ペーパーヤーンを室温下約30分間無緊張シルケット処理することによって、これに伸縮性を付与することができた。また、酵素処理によってペーパーヤーンに柔軟性(柔らかさ)を付与することができた。これにより、ペーパーヤーンの編成性が可能となった。
 

緒 言:

ペーパーヤーン(抄繊糸)は、原料がマニラ麻等(その他にアバカ,ケナフ)の繊維を利用して紙すきと同様の手法で製紙し、カット―撚りをすることによってヤーン(糸)化されている。その特徴は、利点としてその構造(撚りによる空洞嵩高)から@吸汗―速乾性が非常に良好である、A麻本来の性質であるシャリ味がある、B特にニット用素材としては余り前例がない。等の快適性に優れ、且つ新素材である点で、夏用の衣料としての利用が期待される。しかし、最大の欠点は、その構成繊維が麻であることと撚りのために繊維が非常に剛直となり、そのために非常に編み難いことが挙げられる。
 そこで、本研究ではこれに伸縮性や柔軟性を付与することによってこの欠点を克服し、ペーパーヤーンの編成性を可能にすることを目的とした。具体的方法としては、文献を参考にして伸縮性の付与については“アルカリ処理1)2)”を柔軟性の付与については、“酵素処理”を試みた。
 

資 料:

実用10−繊維製品(ペーパーヤーン).PDF(約71.28 Kバイト)