研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.39
 

報告書年度:

2010
 

研究種別:

創造的研究
 

テーマ名:

匠の技を継承し発展させる技能伝承支援システムの開発(第2報)
 

副 題:


 

担当者:

(研究開発センター)五十嵐 晃、今泉 祥子 
(下越技術支援センター)本多 章作
(県央技術支援センター)中部 昇
(素材応用技術支援センター)橋詰 史則
 

抄 録:

製造業において検査作業は,未だ人手に頼るところも大きく,特に,製品の色彩検査の効率化は現在大きな課題の1つとなっている。最近の製品には,小さい範囲でそれぞれ複数の色が用いられることも多く,決められた範囲の平均値しか測定できない従来の測定器では,限界があった。また,非常に小さい製品も同様に,測定器による測色は非常に難しい。そこで,本研究では,対象となる製品をデジタルカメラにより撮影し,製品の色彩をモニタに忠実に再現し,さらに,モニタ上で選択した任意の範囲(最小単位は1画素)の色彩データを表示可能とする,カメラ撮影型測色システムを構築した。それをもって,熟練作業者による製品色彩の目視検査技能を継承するための支援システムを開発したので報告する。
 

緒 言:

製造業における様々な工程の中で,熟練作業者の持つ技能を後継者へ継承することが,企業にとって1つの大きな課題となっている。これを受けて,平成20年度の研究1)では,作業現場での熟練作業者の技能を短期間かつ高度に継承することを目的に,作業計測システムおよび画像評価システムから構成される技能伝承支援システムを開発し,研磨作業の技能伝承支援システムの基礎技術を確立した。本年度は,色彩検査に焦点をあて,熟練作業者による製品色彩の目視検査技能を継承するための支援システムを開発した。具体的には,製品の色彩を普遍的な数値データとして測定および記録するカメラ撮影型測色システムを構築し,熟練作業者による目視判定で良品にあたる範囲,あるいは,不良品にあたる範囲を決定することにより,色彩検査工程における技能伝承支援システムの基礎を確立した。
 

資 料:

12H21匠の技.pdf(約377.75 Kバイト)