研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.31
 

報告書年度:

2002
 

研究種別:

共同研究
 

テーマ名:

アイカメラの自動追尾焦点制御装置に関する研究
 

副 題:


 

担当者:

渡辺 真一(新潟通信機梶j
小野 崇弘(〃)
春日 恵介(〃)
田中 興一(研究開発センター)
宮口 孝司(〃)
星野 公明(〃)
丸山 英樹(〃)
 

抄 録:

運転者の危険予知能力に関する運転適性を測定するために開発された実映像シミュレータに搭載される、視線検出カメラ(アイカメラ)の瞳孔自動追尾システムに関する開発を行った。装置の仕様は、被験者の無意識は頭部の搖動に伴う瞳孔の動きを測定して、決定した。さらに、ステッピングモータによるサーボ機構を構築し、無意識は被験者の頭部の搖動に対して、有害な振動を発生すること無く、瞳孔を自動追尾することを確認した。また、この機構を実映像シミュレータと組み合わせ、総合実験を行った結果、視線の誤差50mm以内で視線を検出し、精度の高い運転適性診断が可能になった。
 

緒 言:

運転者の高齢化による運転技術の低下や、初心者等への安全運転技術に対する適切な指導には、その人の運転適性を客観的に評価する必要があり、ハンドル操作の正確さや刺激に対する反応時間等、の身体能力に関する適性や、性格に関する適性などが調べられていた。しかし、最近、危険源の発見や危険を予知する能力すなわち危険予知能力が、安全運転をするうえで重要であることが分かってきた。危険予知能力の向上は、運転教習等でも重視されている。
危険予知能力は、被験者がその状況において、注意を払うべき対象に対して、どれだけ注視しているかを、被験者の視線を測定することによって評価する。危険予知能力を測定する装置は視線を検出するカメラであるアイカメラと模擬運転装置とから構成される。しかし、市販のアイカメラは(1)高価、(2)被験者に装着することによる不快感がある、(3)測定準備時間が非常に長い、等の問題から、実用化には至っていないのが現状である。
新潟通信機鰍ヘ、被験者に装着することなく視線を検出することのできるアイカメラと、これを搭載した模擬運転装置(実映像シミュレータ)から構成される危険予知能力評価装置を開発した。この装置は、被験者にアイカメラを装着しないため、測定に際して苦痛を与えることはない。しかし、視線の測定には、高い精度が要求されるため、被験者の眼球付近を大きく拡大する必要があるが、アイカメラが固定されているため、被験者の無意識な動きによってアイカメラの撮影範囲から瞳孔が外れ、視線検出が困難になるという問題がある。
そこで、本研究では、被験者の無意識な動きに対して、アイカメラが瞳孔を自動追尾する瞳孔自動追尾システムを開発することによって、この問題を解決した。
 

資 料:

共同3−アイカメラ.PDF(約109.96 Kバイト)