研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.41
 

報告書年度:

2012
 

研究種別:

実用研究
 

テーマ名:

セルロース材料を効率よく熱分解する触媒組成の探索
 

副 題:


 

担当者:

(下越技術支援センター)笠原 勝次、渡邉 亮
 

抄 録:

セルロースを含むバイオマスから,ガソリンや軽油など,主要な化石燃料を代替できる液体燃料を製造する技術の開発を目的として,バイオマスの急速熱分解法に接触法を組み合わせた技法の文献調査と使用する触媒の機能評価の手法を確立するための予備実験を行った。
急速熱分解は液体燃料を得る場合,バイオマスを急速に500~700℃程度まで加熱して熱分解した後,急激に室温付近まで冷却することで,狭い温度範囲で短時間にバイオマスを熱分解して,液化する技術である。1)この手法では,温度と,高温中への滞留時間のみで生成物の組成が制御され,短時間で反応が完了するため,熱分解生成物の縮合のような副次的な反応を抑制することができる。1)
一方,触媒を用いる接触法では触媒の種類が決まれば,バイオマスとの反応生成物は,ほぼ限定されるので,反応の制御という点では容易である上,反応温度の抑制が可能となるが,固体であるバイオマスに用いる触媒は十分な接触機会を確保するためには,液体,または気体に限定され,使用できるものが限られる。
本研究では,急速熱分解に接触法を組み合わせ,急速熱分解よりも低い温度でのバイオマスからの液体燃料の生成を目指した。
また,触媒として,文献調査の結果から,もっともセルロースの分解効率が高いものとして,塩化亜鉛2),3)を,比較対象として,セルロース炭化物の気中ガス化で銅の塩類が用いられる4)ことから研究室にあったものの中から硫酸銅をそれぞれ水溶液で用いた。
原料となるバイオマスは基準となるセルロース材料として,純セルロースとみなすことのできる紙の中でも清浄な分析用濾紙を,また,新潟県に特有な未利用バイオマス資源として籾殻をそれぞれ用いた。
 

緒 言:


 

資 料:

ノ4 セルロース材料を効率よく熱分解する触媒組成の探索.pdf(約298.89 Kバイト)