研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.31
 

報告書年度:

2002
 

研究種別:

実用研究
 

テーマ名:

中小企業における情報技術の導入
 

副 題:

CAD/CAM技術およびインターネットを活用した機械部品加工技術の高度化
 

担当者:

片山 聡(上越技術支援センター)
獄岡 悦雄(〃)
菅家 章(〃) 
石井 啓貴(〃)
 

抄 録:

CAD/CAM技術によって電子化された図面情報をインターネット上で共有する方法について検討し、形状データ確認の際にXVL形式を用いることで、データ容量の大幅な軽減や高精度表示が可能となることを確認した。また、実際の切削過程で発生する情報を加工データ作成者に伝える際、インターネットを介することで、工具軌跡や加工条件が適正かどうか迅速に判断でき、品質の向上や納期短縮の効果が見込まれることを明らかにした。
 

緒 言:

中国をはじめとする諸外国との競争が激化する中で、県内の製造業が勝ち残っていくためには、品質や精度、納期などにおいて十分な優位性を持つことが必要である。機械部品加工を主たる業務とする企業を例にとれば、加工技術の高度化が必須であるが、さらに高い付加価値を生み出すためにも、情報技術の活用が求められている。
 例えば、精密部品加工を行う企業においては、自社内に設置した加工機械だけでは要求を満たすことのできない要素を含む部品加工を受注することがある。そうした場合は、加工の一部を外部に委託しなくてはならないが、従来のような紙の図面を介した
情報のやりとりでは、加工条件や加工精度で不具合が発生する度に担当者自身が何度も移動して打ち合わせを繰り返す必要があった。しかし、こうしたプロセスは時間的にも経済的にも無駄であり、これに費やす時間は極力減少させる必要がある。
 本研究は、中小企業に情報技術を導入することにより、技術の高度化と生産性の向上を図ることを目的とする。まずCAD/CAMシステムを用いて図面情報を電子化し、インターネットを介して発注側と受注先で情報を共有する方法について検討した。また、実際の加工を行う過程で発生する情報を、インターネットを介して加工データの作成者に伝え、工具軌
跡データや加工条件が適正かどうかを迅速かつ正確に判断する方法についても検討した。
 

資 料:

実用7−中小企業.PDF(約290.65 Kバイト)