研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.32
 

報告書年度:

2003
 

研究種別:

提案公募型技術開発研究
 

テーマ名:

移動分散協調作業用汎用小型ロボットプラットフォームの開発
 

副 題:


 

担当者:

木村 哲也(長岡技術科学大学)
 

抄 録:

生産分野から非生産分野へと応用が拡大しつつあるロボットは、2025年には現在の10倍以上の8兆円市場が見込まれている。特に分散協調作業を行う移動ロボットは、様々な分野に応用可能であり、一層の研究開発が求められている。しかし、移動ロボットの研究開発をゼロからはじめる場合、その技術的、価格的ハードルが高いため、良いアイデアがあってもそれを実用化することは困難である。本研究では、開発者のアイデアを容易に具体化できる、安価で手軽な移動ロボットのプラットフォームの開発を目的とする。本研究ではシステム全体を見直し、拡張性に優れた低価格なプラットフォームを開発する。
 

緒 言:

生産分野から非生産分野へと応用が拡大しつつあるロボットは、2025年には現在の10倍以上の8兆円市場が見込まれている。特に分散協調作業を行う移動ロボットは、様々な分野に応用可能であり、一層の研究開発が求められている。移動分散協調作業ロボットの基礎的研究は着実にシーズを蓄積しており、その実用化がいよいよ視野に入ってきた。特にサッカーを題材にした移動分散協調作業ロボットの研究は「ロボカップ」と呼ばれるコンテスト形式で世界規模で盛んに行われており、関連製品も発売されている。しかし、移動分散協調作業ロボットの開発では、ロボットの移動機構のみならず、各種技術が有機的に結合する必要がありその技術的、価格的ハードルが高いため、良いアイデアがあってもそれを実用化することは現状では困難である。
 本研究では、汎用性の高い移動ロボットプラットフォームを安価に開発し、開発手法のガイドラインと共に社会に供給することを目的とする。本プラットフォームを用いることで、大学等での基礎研究のシーズと市場のニーズの結合が促進され、移動分散協調作業ロボットの研究開発が加速されると期待される。
 ここでは、ロボカップサッカー小型機リーグを題材としてロボットの開発を行う。これまで個別に製品化されていたものをシステム全体で見直し、合理的な設計を行うことで、安価なシステムとする。ユーザーの興味、技術力に応じた拡張モジュールを用意して、コンピュータのDOS/Vマシンのようにロボットを容易に拡張できるようにする。必要とする前提知識を極力減らし、幅広い層が本プラットフォームを用いた研究開発に取り組めるようにする。なお、本開発はエフテック(株)との共同開発である。
 

資 料:

提案4−ロボット.pdf(約280.83 Kバイト)