研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.37
 

報告書年度:

2008
 

研究種別:

競争型受託研究
 

テーマ名:

マグネシウム合金パイプ材の曲げ加工技術の開発
 

副 題:


 

担当者:

相田 収平(下越技術支援センター)
須藤 貴裕(研究開発センター  )
山崎 栄一(   〃      )
 

抄 録:

 マグネシウム合金パイプは,実用金属中では最軽量かつ重量に対して高剛性の中空型材といった両特長を有していることから,構造部材に適用した場合のメリットが大きく,今後の適用拡大が期待されている。本研究では,マグネシウム合金パイプの曲げ加工特性を把握するとともに,特徴的な現象である曲げ加工時の曲げ部内側での割れや座屈を抑制し,より小さな曲げ半径を可能とする曲げ加工技術の開発を行った。その結果,プレス曲げ加工による加工温度と曲げ比,また曲げ部の偏平化や減肉等について明らかにし,構造部材に適用する場合の加工指針とすることができた。また,パイプの軸方向に引張り力を付加しながら曲げ加工を行う引張り曲げ加工技術の開発により,割れや座屈を抑制しつつ曲げ比1.5という小さな曲げ加工を可能とした。
 

緒 言:

 マグネシウム合金は,実用金属としては最も軽い材料であるとともに,同一重量において比較した場合の比強度では,鋼やアルミニウムより優れている。また,パイプ材は中空構造であることから重量に対して高剛性であり,軽量化やコストダウンに適している。これら両方の特長により,例えば車両用のシートフレーム部品などの構造部材に適用した場合には,強度と軽量を両立することが可能となり,大きなメリットが得られることから,今後の用途の拡大が期待できる。
 ところで,これらの製品の多くはパイプ材を曲げ加工した部品と板材をプレス成形した部品を組み合わせた形態となっている。しかしながら板材の成形技術に比べて,パイプの加工技術についての報告は少ない。
 本研究では,マグネシウム合金パイプの曲げ加工特性を把握するとともに,より高度な曲げ加工技術を開発することによって,構造用部品等への適用拡大を図ることを目的とした。まず,プレス曲げ加工における曲げ加工特性を把握し,製品設計や加工時の指針とすること,および高品質かつ小さな曲げ半径を可能とする曲げ加工技術の開発を目指した。
 

資 料:

マグネシウム合金パイプ材の曲げ加工技術の開発.pdf(約362.73 Kバイト)