研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.30
 

報告書年度:

2001
 

研究種別:

提案公募型技術開発研究
 

テーマ名:

CATVインターワーキング高速無線LANシステムの研究
 

副 題:


 

担当者:

佐藤 拓朗(新潟工科大学)
渡辺 壮一(新潟工科大学)
渡辺 真一(新潟通信機(株))
大塚 浩(BSN新潟放送)
村山 公男(長岡ケーブルテレビ(株))
石塚 修(創風システム(株))
 

抄 録:

本報告では、インターネット、ADSL、CATV等の高速アクセス網と相互接続可能な、高速無線アクセス技術としては、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式を採用し、実際にハードウエアにより設計、試作、実験を行い、基礎的データの取得と解析を行った。実験評価の結果、OFDM技術を用いて高速無線伝送方式の実現性について明らかにすることができた。
 

緒 言:

1979年アナログセルラが導入されてから、1990年代ディジタルセルラシステムへと大きく移行し、時代はより高速化と高品質化と大容量化を求めて、新しい無線アクセス技術へと変貌を遂げている。アナログセルラシステムに用いた多重方式に採用したFDMA(周波数分割多重)からTDMA(時分割多重)方式へ、最近はCDMA(符号分割多重)方式へと無線アクセス技術は進展している。
一方で、構内無線LAN、赤外線構内通信は、インターネットの発展とともに、屋内、屋外の通信ネットワークの高速化を目指して、Blue Toothを初めとして、新しい無線アクセス技術の研究や標準化が米国のIEEE委員会および欧州のITSI BRAN、日本のMMACで進められている。当初は24GHz 帯のIMSバンドを用いた無線LANの実用化が進められてきた。
しかし、より高速で高品質の伝送方式として、5GHz帯における高速無線アクセス方式のOFDM(周波数直交分割多重方式)方式が注目を浴びてきている。また、今後より高速化を目指して、高い周波数帯の開拓が進められようとしている。
有線系においてはADSL、高速光ファイバー網が加入者系のアクセス方式として実用化が進められ、無線と有線システムが融合しながら、高速通信網の実現に向かってネットワークの構築が進められている。
本研究は高速有線ネットワーク、高速画像ネットワーク、CATVネットワークと相互接続可能な高速無線アクセス通信システムを実現するための基礎的研究と方式技術とそのハード化の研究を行う。高速無線アクセス方式としてはOFDM方式を採用した。OFDM方式はマルチパス遅延対環境特性に対して優れた方式である。今後、WLL(Wireless Local Loop)、画像無線LANなどの応用システムにおいてOFDM伝送方式は最も重要な伝送方式となる。
 

資 料:

CATV.PDF(約143.95 Kバイト)