研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.26
 

報告書年度:

1997
 

研究種別:

戦略技術開発研究
 

テーマ名:

産業廃棄材料及び熱の有効利用に関する研究開発
 

副 題:

ポリ塩化ビニルを含むプラスチックの脱塩化水素
 

担当者:

渡部 豈臣(研究開発センター)
磯部 錦平(〃)
諸橋 春夫(〃)
 

抄 録:

 各種プラスチックの熱分解特性をTG/DTA(熱重量/示差熱分析)と熱分解ガスクロマトグラフ法による測定を行った結果、熱分解温度が280〜300℃であれば脱塩化水素反応は速やかに行われ、サーマルリサイクルに有効な成分の損失の少ないことが確認された。また、PVC(ポリ塩化ビニル)においてその種類(軟質、硬質、試薬)の違いにより塩化水素の生成パターンの異なることが確認された。以上の結果を基に脱塩化水素実験装置の設計、製作を行った。
 

緒 言:

 毎年プラスチックは、年間生産量の約50%が廃棄物として排出されている。最近では埋め立て地の不足が問題となっており、また、PVC等が混入したプラスチックの焼却処理によって塩化水素等を発生し炉の損傷や大気汚染の原因となっている。そのため含塩素系プラスチック(PVC等)を含む廃棄プラスチックのリサイクルを考慮した無公害処理技術の開発が望まれている。
 そこで本研究では、PVCが混入した廃棄プラスチックの再資源化を促進する脱塩素化処理の基礎的技術を確立する。
 本年度は、各種プラスチックの熱分解特性を評価し、得られた基礎データを基に脱塩化水素実験装置の設計と製作を行った。
 

資 料: