研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.36
 

報告書年度:

2007
 

研究種別:

共同研究
 

テーマ名:

粒度ゲージ(グラインドゲージとスクレーパー) による粒子分散性評価の自動化に関する研究
 

副 題:


 

担当者:

阿部 淑人(研究開発センター)
白川 正登(   〃    )
井関 陽一郎(中越技術支援センター)
小林 豊  (    〃     )
木嶋 祐太(下越技術支援センター)
原 司  (株式会社第一測範製作所)
浅田 友之(     〃     )
 

抄 録:

 グラインドゲージを用いた分散性評価装置の自動化について試作機を開発した。この装置は掃引作業を自動で行う機械と,認識行為を自動で行う回路からなっている。テストに使用したサンプルやその結果の計測能力についてはまだ限定的ではあるが,試作の初期段階としてはおおむね良好と言える結果となった。実用上の性能や運用上の課題について今後のフィールドテストを通して検証と改良を行い製品としての完成度を上げて行きたい。
 

緒 言:

 微小粉体やインキ,塗料などの材料は,製造業のあらゆる分野で使用されている。インキ類や塗料類などは,顔料などを粉砕した粉末と樹脂および溶剤の主として3種類を混練したものであるが,粉砕や混練が十分でないと色調や流動性,粘性を初めとし膜強度,膜表面形状など様々な性質に悪影響を及ぼす。そのため工程内での品質制御の点からも,工程後の品質管理の点からも混練の良し悪しつまり材料分散性の評価は重要なポイントである。同様に貯蔵中の再凝集等についても分散性評価によって管理することが肝要である。
 グラインドゲージは粉体等の粉砕品質やインキ等の顔料分散を測定するための装置である。図1 にグラインドゲージを操作している状態の外観を示す。その詳細は後述するが,ゲージとスクレイパーを用いてゲージ天面の溝上に塗膜を生成した後,膜面を観察することでゲージ天面の刻印から分散度[μm] を測定することができる。この操作および膜面の観察には熟練を要することから,それらの自動化は緊急の課題としてあげられている。そこでグラインドゲージによる分散性評価の自動化を目標として試作機を開発した。装置は掃引操作の自動化器械と認識動作の自動化回路からなっている。
 

資 料:

粒度ゲージによる粒子分散性評価の自動化に関する研究.pdf(約5,322.48 Kバイト)