研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.38
 

報告書年度:

2009
 

研究種別:

企業等課題解決型受託研究(ミニ共同研究)
 

テーマ名:

石油系溶剤回収静止乾燥機における安全性の調査研究
 

副 題:


 

担当者:

内藤 隆之(下越技術支援センター)
笠原 勝次(下越技術支援センター)
木嶋 裕太(下越技術支援センター)
馬場 大輔(上越技術支援センター)
桂澤 豊(下越技術支援センター)
吉田 正樹(下越技術支援センター)
阿部 淑人(下越技術支援センター)
佐藤 清治(下越技術支援センター)
 

抄 録:

排出する「揮発性有機化合物(VOC)」を回収しリサイクルするドライクリーニング乾燥機の安全性について調査を行った。乾燥機内の温度や溶剤蒸気濃度を測定した結果、脱液率90%のとき溶剤ガス濃度が最大で約0.4%となり、爆発下限界濃度(0.8%)を下回っているが、操作中の危険性については強く認識する必要があることがわかった。
 

緒 言:

対象装置は業務用のドライクリーニング乾燥機である。従来の乾燥機は回転ドラム方式であり乾燥工程で発生する溶剤ガスを大気へ排出してきた。  この排出される溶剤ガスは大気汚染防止法では「揮発性有機化合物(VOC)」に該当し,ドライクリーニング乾燥機は法規制の対象施設(施行令第2条の2)には該当しないもののVOC削減のため事業者の自主的な取り組み(法第2条の6)が求められている施設のひとつである。昨今の国内におけるVOC規制に関しては東京都,埼玉県および大阪府でドライクリーニング施設を規制対象の施設としており,今後他の県でも規制されてくるものと考えられる。対象装置はVOC対策および溶剤のリサイクルを目的に新規開発されたものである。具体的には石油系溶剤で洗浄した衣類を脱液後,本装置で乾燥と同時に揮発させた溶剤ガスを回収している。ただし,蒸発させる際に揮発する石油系溶剤のガス濃度と乾燥熱風温度の値により引火、爆発、火災の危険性がある。そこで,安全かつ迅速に衣類乾燥をするための安全運転領域等の確認を行った。また,対象装置は静止方式であり回転ドラム方式と比べて乾燥中に受ける衣類のダメージ(揉み,叩き,擦れ等)が少ないことを特徴としている。
 

資 料:

石油系溶剤回収静止乾燥機における安全性の調査研究.pdf(約256.00 Kバイト)