研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.40
 

報告書年度:

2011
 

研究種別:

ものづくり技術連携
 

テーマ名:

感性工学研究会報告
 

副 題:


 

担当者:

(下越技術支援センター)阿部 淑人、本多 章作、橋詰 史則
(素材応用技術支援センター)畔上 正美
(研究開発センター)五十嵐 晃、今泉 祥子
(県央技術支援センター)中部 昇
 

抄 録:

本研究会では製品の付加価値向上に関して,(i)機能性や信頼性あるいは価格などの産業価値以外の感性的価値をどのようにして向上すればよいか,(ii)目標とする感性価値を実現するためにどう設計し,(iii)どう製造すればよいか,という問題を設定し,調査の2年目として,技術啓蒙と現状調査および開発課題の発掘を行った。
性能・信頼性・価格による差別化が困難となってきた現在では意匠性,質感などの感性価値の向上が製品付加価値向上につながるひとつの突破口であると考えられる。しかし,デザイナーやユーザーが好ましいとする意匠や質感を提示することができたとしても,製造業者がそれを製品や部品として実体化することができなければ付加価値向上には繋がらない。従って,製造業者にとっては優れた意匠や質感をいかに製品や部品として作り上げるかが課題である。優れた意匠や質感の製品を迅速かつ的確に作り上げられる企業が他社に対して優位性を持てると考えている。
県内企業調査として,感性価値向上について現在の県内製造業での課題や取組みを探った。また技術啓蒙活動として,カラーマネージメントおよび官能検査・外観検査,質感シミュレーションに関する3回の技術講演会を実施し,延べ85名が参加した。
調査および事例研究の結果,意匠や質感などの感性価値を製品や部品に付与するために,製造業が取り組む価値のある技術として,開発工程における試作品削減につながる質感シミュレーション技術および質感計測技術があげられることが分かった。製造工程における品質向上につながる質感計測技術,質感制御技術と合わせて,本研究会では今後本格的に課題解決に取り組むこととしたい。最終製品メーカーの少ない新潟県産業の実態に鑑み,部品メーカー,加工メーカーへの対応策についても検討し,質感計測技術をもとにして品質管理や販売促進などに適用可能である見通しが得られた。来年度以降,小規模な事例研究から開始し,継続的に開発規模を拡大したいと考えている。
 

緒 言:


 

資 料:

305H22感性工学研究会報告.pdf(約185.84 Kバイト)