研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.39
 

報告書年度:

2010
 

研究種別:

競争型受託研究
 

テーマ名:

高齢化社会に適した再生医療普及のための安価な培養システムの開発(第2報)
 

副 題:


 

担当者:

(素材応用技術支援センター)明歩谷 英樹
 

抄 録:

平成20年度に続き1),再生医療に使用するための細胞培養用の柔らかい足場の開発を行った。その結果,新潟県繊維産地が持つ編み技術などを活用し,天竺編み地で問題となっていた編み地のメクレ上がりを防止する処理を見いだし,また培養細胞との親和性をあげるため,UVオゾン加工を施しぬれ性を向上させた細胞培養用足場を試作できた。
 

緒 言:

事故や病気などで失われた身体の一部の機能を回復するための再生医療は,近年大変注目され,各方面で開発が進められている。再生医療の開発要素としては,細胞(培養),足場,増殖因子の3つがある。その内,細胞培養時や移植時に細胞を保持するための足場は,これまで牛由来のコラーゲンや屍体皮膚,豚コラーゲンなどの生体材料が使われてきたが,近年,ポリ乳酸(以降PLA)やポリグリコール酸(以降PGA)などを用いたスポンジやフィルムと言った合成材料も登場してきている2)3)。当センターでは,取り扱い易いPLAやポリジオキサノン(以降PDO)などの生体内分解吸収性繊維を用いて,柔らかいニット足場を開発することを目標として研究を行った。
なお,本研究は新潟大学,HOYA(株),(株)ジュース,(株)ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング,新潟県工業技術総合研究所がそれぞれテーマを分担し進めている(独)科学技術振興機構JSTイノベーションサテライト新潟の実用化のための育成研究課題「高齢化社会に適した再生医療普及のための安価な培養システムの開発」において実施されたものである。
 

資 料:

11H21高齢化社会に適した再生医療.pdf(約455.05 Kバイト)