研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.28
 

報告書年度:

1999
 

研究種別:

共同研究
 

テーマ名:

高精度エンプラ歯車の動特性の研究
 

副 題:

高精度エンジニアリング歯車安定製造技術の研究と歯車回転伝達誤差測定装置の開発
 

担当者:

須貝 裕之(研究開発センター)
五十嵐 晃(研究開発センター)
真柄 賢太郎(研究開発センター)
田中 保則(滑ロ互)
石野 敏(滑ロ互)
笠原 鐵一(滑ロ互)
 

抄 録:

近年のエンジニアリングプラスチック歯車(エンプラ歯車)の高精度化に対応するため、平成10〜11年度にかけて以下2項目の研究と開発を行っている。一点目は高精度エンプラ歯車を安定的に製造する技術の研究、二点目は歯車の回転伝達誤差測定装置の開発である。ここでは平成10年度末におけるこれらの進捗状況を報告する。高精度エンプラ歯車の安定製造技術の研究に関しては、成形歯車と射出成形金型の精度評価を行った。その結果、歯車測定機を用いた測定により歯車の精度はJIS4〜5級程度であることを把握した。また三次元測定機を用いて金型の位置決めピンと歯車軸穴の位置誤差を測定した。歯車の回転伝達誤差測定装置の開発では、エンプラ歯車に適した測定方式を検討し装置を開発した。
 

緒 言:

 プリンター等OA機器の高性能化に伴い、その駆動装置であるプラスチック歯車にも従来より高精度なものが要求されつつある。
そこでこのような状況に対応するため高精度歯車を安定的に製造する技術を確立する。
具体的目標としては歯車精度JIS2級エンプラ歯車を安定して製造する技術を研究する。
 あわせて歯車の回転伝達誤差測定装置を製作する。
歯車の精度評価のために一般に用いられている歯車測定機は歯車の個々の精度を評価することはできるが、それら誤差要素を総合した結果である回転伝達誤差を測定することはできない。
この装置は高精度歯車に求められる高精度回転伝達能力を直接測定できる装置である。
この装置を用いて歯車の評価を行うことにより実際の使用状況に近い状態での評価ができ、当該企業の歯車のさらなる高付加価値化を目指す。
 

資 料: