研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.25
 

報告書年度:

1996
 

研究種別:

共同研究
 

テーマ名:

水又は温水浸漬によるキリ材のアク抜き処理技術に関する研究
 

副 題:

温水浸漬によるキリ材変色防止処理技術の開発
 

担当者:

田中 興一(研究開発センター)
上野 博(〃)
柳 和彦(〃)
森山 貞夫(加茂桐タンス梶j
島倉 信(〃)
 

抄 録:

 キリ材を利用する上での最大の問題点である材変色を防止する処理法を検討した。 従来からの変色防止処理法(屋外暴露、天然乾燥アク抜き法)は処理期間が約1年以上と長く、それに伴いコストもかかる。そこで、現行処理より短期間且つ出来るだけローコストで行える「温水浸漬による変色防止処理法」の確立を目的とし、研究を行った。
 

緒 言:

 キリ材は・杢理、材観、材色の鮮やかさ・軽く難燃性、調湿性が高い等、その優れた特性から家具用材、小間物等に広く利用されている。しかし、キリ材は素材をそのまま使用すると、その特徴である白い材色が赤黒色等変色するという欠点を持つ。そのため前処理として変色防止処理を施す必要がある。
 従来からのキリ材変色防止処理法(屋外暴露処理「天然乾燥アク抜き法」は、効果的ではあるが・処理期間が長い(半年〜2年間)・場所をとる・前記項目に伴い諸コストがかかる・効果が不完全な場合もある、等問題点が多い。
 キリ材変色の主要因は材中の抽出成分が関与すると言われている。この説から当研究所でH4〜5年度“水又は温水浸漬による変色成分の溶出・除去処理”(テーマ名「水又は温水浸漬によるキリ材のアク抜き処理試験」)に関する実用研究を行い、温水を媒介としたキリ材変色防止処理法に関する諸条件を把握した。
 これら既知のデータを元に、H6〜7共同研究事業として、加茂桐タンス鰍ニ実大・実用規模の“水又は温水浸漬によるキリ材のアク抜き処理技術に関する研究”を行った。
 

資 料: