研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.32
 

報告書年度:

2003
 

研究種別:

実用研究
 

テーマ名:

光触媒の担持応用技術とその評価
 

副 題:


 

担当者:

坂井朋之(下越技術支援センター)
佐藤 亨(〃)
岡田英樹(〃)
白井久美(〃)
 

抄 録:

代表的な光触媒である酸化チタン(TiO2)を簡易的に担持させる方法としてゾルゲル法についての検討を行った。試料はチタニウムテトライソプロポキシド/エタノール溶液よりディップ法で作成した。また、基材への接着性及び光触媒効果の向上を目指すために粘土鉱物(スメクタイト,セピオライト)及びポリエチレングリコール(PEG)を添加し、PEGの添加量・分子量の変化、セピオライトの添加量の変化により酸化チタン膜がどのような変化を示すのかを考察した。また、メチレンブルーの分解を用いた光触媒効果の性能評価を行い、各条件における効果の違いが確認された。
 

緒 言:

酸化チタンは光触媒効果を示す代表的な物質である。紫外光による励起エネルギーにより表面に付着している有機物を分解したり、表面に超親水性を付与させるという効果がある。抗菌、環境浄化(大気・水質)、防汚、防曇等の様々な分野で利用されつつある。
実際に酸化チタンを光触媒として用いる場合には他の素材に担持させて用いることが必要となる。担持させる素材はガラス・セラミックスなどの無機材料からプラスチックなどの高分子物質まで多岐にわたり、それに応じた担持方法の開発が行われている。この担持方法にはCVD、PVD、ペースト法、ゾルゲル法などがある。
本研究では組成の調整が比較的容易であること、大がかりな装置が必要ではないことなどの理由によりチタニウムテトライソプロポキシド/エタノール溶液を用いたゾルゲル法について検討を行った。その際に酸化チタン膜の表面積を大きくし、光触媒効果を上げる目的でポリエチレングリコール(PEG)を溶液に添加した。また、接着性の向上及び吸着性の付与の目的で粘土鉱物(スメクタイト,セピオライト)を添加した。PEGの分子量及び添加量の変化、及び粘土鉱物の添加量変化に対しての酸化チタン膜の変化を考察した。また、得られた酸化チタン膜の光触媒効果をメチレンブルーの分解により評価した。
 

資 料:

実用1−光触媒.pdf(約261.48 Kバイト)