研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.38
 

報告書年度:

2009
 

研究種別:

競争型受託研究
 

テーマ名:

マグネシウム合金パイプ材の曲げ加工技術の開発
 

副 題:


 

担当者:

相田 収平(下越技術支援センター)
白川 正登(研究開発センター)
山崎 栄一(研究開発センター)
 

抄 録:

マグネシウム合金パイプは,実用金属中では最軽量かつ重量に対して高剛性の中空型材といった両特長を有していることから,構造部材に適用した場合のメリットが大きく,今後の適用拡大が期待されている。本研究では,異形断面を有するパイプの曲げ加工技術として,パイプの軸方向に引張り力を付加する引張り曲げ加工,および素管径に対して拡管しながら曲げ加工を行う浮動拡管プラグ曲げ加工技術についてマグネシウム合金パイプへの適用を試みた。その結果,引張り曲げ加工では,軸方向の引張り力と曲げ部の断面形状との関係を明らかにした。また,浮動拡管プラグ曲げ加工では,円形断面の素管に対して,楕円および四角形状の断面に変形させながら曲げ加工を可能とする技術を開発した。
 

緒 言:

マグネシウム合金は,実用金属としては最も軽い材料であるとともに,同一重量において比較した場合の比強度では,鋼やアルミニウムより優れている。また,パイプ材は中空構造であることから重量に対して高剛性であり,軽量化やコストダウンに適している。これら両方の特長により,例えば車両用のシートフレーム部品などの構造部材に適用した場合には,強度と軽量を両立することが可能となり,大きなメリットが得られることから,今後の用途の拡大が期待できる。
ところで,これらの製品の多くはパイプ材を曲げ加工した部品と板材をプレス成形した部品を組み合わせた形態となっている。しかしながら板材の成形技術に比べて,パイプの加工技術についての報告は少ない。
本研究では,マグネシウム合金パイプの曲げ加工技術を開発することによって,構造用部品等への適用拡大を図ることを目的とした。それを実現するための加工技術として,引張り曲げ加工,および浮動拡管プラグ曲げ加工技術を取り上げ,マグネシウム合金パイプへの適用を検討した。
 

資 料:

マグネシウム合金パイプ材の曲げ加工技術の開発.pdf(約1,178.19 Kバイト)