研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.38
 

報告書年度:

2009
 

研究種別:

政策型受託研究
 

テーマ名:

省Ni型オーステナイト系ステンレス鋼のプレス成形性(誘導加熱用鍋釜の軽量化に関する要素技術開発研究)
 

副 題:


 

担当者:

山崎 栄一(研究開発センター)
杉井 伸吾(研究開発センター)
白川 正登(研究開発センター)
田村 信(研究開発センター)
 

抄 録:

オーステナイト系ステンレス鋼の代表鋼種であるSUS304と同等の加工性と耐食性を目指した材料として注目されている省Ni型オーステナイト系ステンレス鋼(Cr-Mn-Niオーステナイト系ステンレス鋼)の機械的性質の温度依存性および,常温と温間におけるプレス成形性を調べ,SUS304とほぼ同等の絞り成形性であり,温間加工によってさらに成形性が向上することを示した。また,温間での再絞り加工を行い,再絞り率55%の成形が可能であること,また,成形品のパンチ肩部で板厚が最も薄くなるものの,加工誘起マルテンサイト変態の発現はわずかであることを示した。
 

緒 言:

近年のニッケル価格変動を受け,SUS304と同等の加工性と耐食性を有し,Ni含有量が少ないことから価格変動リスクが少ない鋼種として注目を集めている省Ni型オーステナイト系ステンレス鋼について,機械的性質の温度依存性を調べるとともに常温および温間での絞り成形性と張り出し性の評価を行った。また,絞り加工1工程では成形が困難な,アスペクト比の高い製品を得る場合に,絞り加工を繰り返して行う再絞り加工を温間で行い,第1絞り成形後と再絞り成形後の品質について,板厚,硬さ,加工誘起マルテンサイト変態量の分布を調べたので報告する。
 

資 料:

省Ni型オーステナイト系ステンレス鋼のプレス成形性.pdf(約741.36 Kバイト)