研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.42
 

報告書年度:

2013
 

研究種別:

小規模研究
 

テーマ名:

文化財収蔵庫向け桐建材の有機酸ガス濃度評価
 

副 題:


 

担当者:

県央技術支援センター加茂センター 矢内 悦郎
県央技術支援センター 土田 知宏
 

抄 録:

加茂市およびその周辺は桐箪笥全国シェア7割を占める桐製品の産地であるが,桐材の特性を活かした新たな用途展開を試みる企業も出てきている。その中で文化財収蔵向け桐建材の開発に取り組む企業から文化財保管に適した建材の評価について相談を受け,原木や後処理の異なる桐建材について,文化財劣化の要因となる放散ガス濃度の比較評価を試みた。
文化財保存環境においては,有機酸ガス濃度175ppb を基準値,80ppb 以下を推奨濃度とし,アンモニアガス濃度30ppb を基準値・推奨濃度にしている1)。近年,精密分析以外の簡易試験
法として,ガステック社製パッシブインジケータRを用いて検知剤の色の変化からガス濃度を判定する方法を採用する収蔵施設も増えつつあり,有機酸インジケータの変色傾向と精密分析による酢酸およびギ酸を合計した放散量とが概ね一致することも確認されている2)。
そこで本研究においてもパッシブインジケータRを用い,木材からの放散が懸念される有機酸ガス濃度について試験を行うこととした。
ただし,通常はインジケータが完全変色するまでの日数で濃度を判定するが,本研究では48時間後の色調を測色して濃度を割り出すこととした。また,使用予定の接着剤については,ガ
ス検知管で放散酢酸ガス濃度を測定した。
 

緒 言:


 

資 料:

19_H24報告書(ノート10).pdf(約258.31 Kバイト)