研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.26
 

報告書年度:

1997
 

研究種別:

実用技術研究
 

テーマ名:

レーザによる薄板の精密安定化溶接に関する研究
 

副 題:

ステンレスと銅合金の異種溶接
 

担当者:

平石 誠(中越技術センター)
大平 剛(〃)
星野 公明(〃)
吉田 正樹(〃)
須貝 裕之(〃)
 

抄 録:

 レーザ溶接の実製品への応用の一環として、オーステナイト系スレンレスと黄銅から構成される気化器への適用を試みた。接合部から発生するリークの原因は、溶融した黄銅がステンレス粒界に浸入するいわゆる液体金属脆性による割れであった。この割れは、溶接速度を制御すること、また、フェライト系ステンレスを用いることにより制御されることがわかった。
 

緒 言:

 本研究では、昨年度から実製品を研究対象とし、今年度はその中でも異種材結合を中心に検討した。
 レーザ容接は、局部加熱であるため母材への入熱が少なく、このため熱影響部や溶接ひずみの発生が少ない接合技術とされている。一方で近年、部品の軽量化や材料の特性を利用した部品設計などのために、適材適所の観点から異種金属材料を接合するケースが増えてきており、研究、実用化事例も報告されている。特に溶接による異種材接合の場合は、溶接ひずみの抑制や入熱量、入熱位置の制御が重要なファクターになり、この理由から、前述のような特徴を持つレーザ溶接の利用は大変有効な手段であると考えられる。
 本報では、昨年度問題を残した、ステンレスと銅合金からなる気化器パイプへのレーザ溶接の適用を検討した。
 

資 料: