研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.28
 

報告書年度:

1999
 

研究種別:

提案公募型技術開発研究
 

テーマ名:

新潟県域音声地理情報システムの実用化研究
 

副 題:


 

担当者:

牧野 秀夫(新潟大学・工学部・情報工学科)
ドナルド・パークス(新潟大学・工学部・情報工学科)
佐藤 正(新潟大学・経済学部・経営学科)
杉田 収(新潟県立看護短期大学・看護学科)
田中 正史((株)インテリジェント・システムズ)
大田 達之((株)インテリジェント・システムズ)

 

抄 録:

新潟県域の音声における地図情報システム確立を目的に、音声案内携帯端末と地理情報入力ソフトウェアを開発しその評価を行った。ここで、携帯端末の位置測位方式にはFM−DGPSを使用し誤差10m以内の測位精度を確認した。また、音声情報の入力にはディジタル地図上で音声データ層を作成可能なソフトウェアを開発・使用した。本報告では、特に本システムの特徴であるFM−DGPS携帯端末と音声情報入力方法について述べる。また、学会論文とは異なり実用面での技術提供を目的とする事から、開発時及び今後の問題点や注意点についても記載する。
 

緒 言:

地理情報システム(Geographic Information System)は、地形的な地図情報と鉱物資源あるいは人口分布といった地理的・社会的な情報を相互に関連付ける学問である。特に、近年の計算機技術の急速な進歩により大量データ処理と高速画像処理が可能となった結果、ディジタル地図と各種データベースの視覚的な連携・提示が実現されている。これらの成果は、環境・生態学の面から地球環境の変化を総合的に捉える目的にも活用されている。一方、アメリカ国防総省により艦船・航空機等の誘導を目的として開発されたGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)は、衛星電波を捉えることにより屋外で実時間3次元位置計測が可能なシステムである。さらに、民間にもその利用が一部開放されたことにより広く普及し、本邦ではカーナビゲーションの基盤技術として広く利用されている。そこで今回は視覚よりも情報量は少ないものの屋外移動時の情報提供手段として利点の大きい聴覚からの情報を利用して、実時間で地理情報を連続的に提供するシステムを開発しその応用分野を検討した。本システムの特徴と新規性は、FM−DGPSを用いた位置補正方法と音声案内情報の入力方式であるため、以下に具体的な方法と結果を中心に述べる。
 

資 料: