研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.38
 

報告書年度:

2009
 

研究種別:

競争型受託研究
 

テーマ名:

cBNエンドミル工具による鉄系材料の鏡面加工
 

副 題:


 

担当者:

平石 誠(研究開発センター)
宮口 孝司(研究開発センター)
斎藤 博(研究開発センター)
石川 淳(下越技術支援センター)
馬場 大輔(上越技術支援センター)
 

抄 録:

cBNボールエンドミルによる鉄系材料の三次元曲面の鏡面加工を実現することを目的に工具の開発を行い,工具の表面粗さや切れ刃稜線の位置が加工面の表面粗さにおよぼす影響について調べた。スカイフ盤研磨を施したcBN工具を用いることにより焼入鋼の切削面粗さが改善された。主軸を加工面に対し直角にしたときの切削面粗さを改善する回転中心刃形状を検討したが,効果はわずかであった。
 

緒 言:

鏡面加工を目的とした超精密切削加工には切れ刃稜線の鋭利さゆえに単結晶ダイヤモンド工具がしばしば用いられるが,鉄系材料の加工においては工具と被削材との間で起こる反応により工具に著しい磨耗が生ずることが知られている。一方,cBNはダイヤモンドに次ぐ硬さを有しており鉄系材料を高能率に切削することが可能である。しかし,通常の工具研削盤による切れ刃形成では切れ刃が粗くなり精密な切削加工が困難である。cBN工具による鉄系材料の精密切削については,旋盤加工に関するいくつかの報告があり,切削面粗さには工具逃げ面の面粗さが強く影響すること,逃げ面が高精度に研磨された工具を用いることにより最大高さが数十nmの切削面粗さが得られることが知られている。本研究では,鉄系材料の三次元曲面の鏡面加工にcBNボールエンドミルによる超精密加工を適用することを目的とし,工具の表面粗さや切れ刃稜線の位置が加工面の表面粗さにおよぼす影響について調べた。
 

資 料:

cBNエンドミル工具による鉄系材料の鏡面加工.pdf(約708.39 Kバイト)