研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.37
 

報告書年度:

2008
 

研究種別:

競争型受託研究
 

テーマ名:

金型均熱化技術の開発
 

副 題:


 

担当者:

本田 崇 (研究開発センター)
田村 信 (   〃    )
須藤 貴裕(   〃    )
 

抄 録:

温間絞り用の金型表面の均熱化を目的として,伝熱シミュレーション技術の精度向上と金型表面の均熱設計手法の確立に取り組んだ。対流,輻射による熱損失を測定し,測定結果を熱伝達係数として整理することで,シミュレーションの精度が向上することを示した。このシミュレーションにより熱損失の割合を把握した。最も大きい損失は熱伝導であり,全損失の約50%であることを示した。均熱設計手法では,シートヒータを用いた設計手法を開発した。実際に角筒絞り用金型をサンプルとして,設計,試作を行い,本手法の有効性を示した。
 

緒 言:

 オーステナイト系ステンレス鋼はダイス加熱およびパンチ冷却を組み合わせた温間絞り加工法を用いることで飛躍的に深絞り成形性が向上することが知られている。また,マグネシウム合金は常温における絞り加工は困難であるが,200℃以上に加熱すると変形抵抗が大きく低下することから,フランジ部やダイス肩部を加熱した温間絞り加工が行われている。
 このように,熱を用いて加工を行うと,材料強度の温度依存性を利用して加工性を向上させることができるため,金型の温度制御は非常に重要である。しかし,金型の熱設計は経験によるところが多く,一様な温度条件を意図し設計しても,金型には温度ムラが生じてしまうため,成形への影響が懸念される。
 そこで本研究では,金型表面の均熱化を目的とし,伝熱シミュレーション技術の解析精度向上と金型表面の均熱設計手法の確立に取り組んだ。
 

資 料:

金型均熱化技術の開発.pdf(約714.21 Kバイト)