研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.43
 

報告書年度:

2014
 

研究種別:

その他
 

テーマ名:

質感の測定技術・表現技術の研究(第2報)
 

副 題:


 

担当者:

阿部 淑人(下越技術支援センター)
中部 昇(研究開発センター)
 

抄 録:

質感の高い製品を生産するにあたっての企画から設計・製造の流れを改善するための取り組みとしてデジタルプロトタイピング技術の開発に取り組んだ。コンピュータグラフィクスによって正確に外観上の質感を表現するための技術課題として形状のモデリングや質感のサンプリング,背景画像の取得など5 つを検証しおおむね所期の目的を満たすことができた。
 

緒 言:

従来から品質項目として意識されてきた精度や強度,信頼性,機能性などは付加価値の源泉であるが近年はそれらに併せて可愛い(Cawaii),格好良い,有名ブランド,使い勝手,質感などの特性も付加価値を高める要素として認識されてきている。大半の工程が手作りによる伝統的工芸品にかぎらず大量生産される工業製品でも,質感が品質上重要な位置を占める製品は多い。
しかしながらその企画・設計から製作において,実体以外で質感をうまく表現し理解する手法が確立していないために工程間で誤解が生じたり,多くの試作を行うために多大な時間と費用を要するというなどの課題があった。機構部品・製品の設計・製造において3 次元形状の寸法や強度などの共通尺度や表現方法が必要なように,質感部品・製品の設計・製造においては質感の共通尺度や表現方法が必要である。従来は客観的な共通尺度や標準的な表現方法がないままにそれぞれの主観に頼っていたと考えられる。その解決のため質感尺度の測定技術,表現技術,シミュレーション技術,デジタルプロトタイピング技術の開発を目指した。
本研究所でこれまでに導入した設備【多角度分光測色計とリアルタイムレンダリングシステム1)(高速で写実的なコンピュータ・グラフィックス(CG)システム)】により,質感測定と質感表示について一部実現のめどが立っていたが,まだ実現しなければならない課題が多いため2 か年計画で研究開発を行った2)。
 

資 料:

4_H25報告書(論文4)(質感測定技術).pdf4_H25報告書(論文4)(質感測定技術).pdf(約766.65 Kバイト)