研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.43
 

報告書年度:

2014
 

研究種別:

その他
 

テーマ名:

各種獣毛断面データの収集
 

副 題:


 

担当者:

渡邉 亮(素材応用技術支援センター)
明歩谷 英樹(素材応用技術支援センター)
 

抄 録:

食品業界や精密加工業さらには繊維加工業における製品不良原因の一つとして,繊維状異物の混入が報告されている。例えば,動物の毛が製品に混入した時の場合を考えると,混入した
ものが動物の毛だとわかり,さらに動物の種類を特定できれば製造・流通の工程での異物混入経路について見当がつく場合がある。その場合には,工程改善を行い異物の混入をなくすこと
ができる。
動物系の繊維状異物を鑑別するためには,DNA 判定やタンパク質の質量分析の手法があるが, コストや迅速性などの点において課題となっている。 一方,より迅速かつ明確に判別す
ることができる電子顕微鏡による毛の形態観察といった手法があるが,毛の側面部にある毛小皮は製品の混入前,または混入後の環境により,形状の特徴が失われていることがある。そこで,
外部環境の影響を受けにくく,動物ごとの変化が大きい毛髄質に着目した。
毛髄質の観察方法はおもに2 つの方法がある。1 つ目は生物顕微鏡などを用いて,透過光で毛髄質を観察する方法である。ただし,簡便にできるが,観察倍率が低いことと,透過光で見る
ためにどうしても毛小皮や毛皮質の影響で鮮明な毛髄質が観察するできないことが欠点である。
もう1 つの方法が刃物で毛を縦方向に切断して断面を出して,電子顕微鏡で観察する方法であ
る1-3)。縦方向に切断して,断面を電子顕微鏡観察すると,先ほどの生物顕微鏡の透過光で見た場合の欠点がなくなるため,高い倍率で鮮明に毛髄質を観察することができる。なお,横方向
で切断して観察する場合は,1 度の切断で出すことが可能な毛髄質の断面が狭いことが欠点となる。
そこで,我々は今後の異物混入事案を念頭に,まず地場の企業が良く製造に用いている獣毛についての断面データの収集を行うこととした。
 

緒 言:


 

資 料:

12_H25報告書(ノート8)(各種獣毛).pdf12_H25報告書(ノート8)(各種獣毛).pdf(約714.23 Kバイト)