研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.31
 

報告書年度:

2002
 

研究種別:

実用研究
 

テーマ名:

IT活用織物企画設計支援システムの開発(第1報)
 

副 題:

織物組織分解支援システムとドビー紋栓カード自動パンチングシステムの開発
 

担当者:

大野 宏(素材応用技術支援センター)
牧野 斉(素材応用技術支援センター)
 

抄 録:

織物組織の設計と分解をコンピュータで行う織物組織分解支援システムおよび、織機を制御するために必要なドビー紋栓カードを自動的に作成するパンチングシステムを開発した。従来人手で行っていた作業が本システムを導入することで正確になり、織物の企画設計やドビー紋栓カード作成に要する時間を大幅に短縮することができる。
 

緒 言:

県内織物産地が低価格輸入品に対抗するためには、差別化商品の多品種生産と短納期生
産の体制を確立しなければならない。そのため、IT(Information Technology)を活
用した織物企画設計の迅速化や生産情報の一元管理が必要となる。
本研究では、織物組織の設計と分解を支援する組織分解支援システムおよび、織機を制御するドビー紋栓カードを自動的に作成するパンチングシステムを開発した。
 織物組織の設計は方眼紙に組織図、通し図、
紋栓図を作成することからはじめられるが、既存の織物を参考にして、組織図から通し図、紋栓図を作成する(これを組織分解とよぶ)ことがある。従来、この設計作業は熟練した作業者が紙と鉛筆を使い手作業で行っており、間違い箇所の修正がしにくく、紙に書かれたデータは長大で管理保存に不便であった。また、作成したデータをパンチングマシンに手入力する際も、キーの押し間違いなどが生じるという問題があった。そこで、織物の設計や組織分解をパソコン上で行い、後述する自動パンチングシステムに対応したデータを作成する組織分解支援システムを開発した。ドビー紋栓カードは織機制御に使用されるもので、カードにパンチングされた穴によって織機が動作し、各種柄の織物が製造される。紋栓カードは、従来手動パンチングマシンのキーとハンドルを人手で操作しながら1行ずつ作成していたため、非常に時間がかかり、またデータ数が多くなると押し間違いが発生しやすくなる。そこで、パソコンで織機の制御データを作成し、自動的にドビー紋栓カードを作成するドビー紋栓カード自動パンチングシステムを開発した。
 

資 料:

実用13−パンチングシステム.PDF(約320.01 Kバイト)