研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.42
 

報告書年度:

2013
 

研究種別:

ものづくり技術連携活性化事業
 

テーマ名:

塑性加工を用いた軽量化技術の調査研究
 

副 題:


 

担当者:

県央技術支援センター 宮口 孝司、坂井 修 宮口 弘明
研究開発センター 相田 収平、本田 崇
企画管理室 白川 正登
中越技術支援センター 片山 聡
 

抄 録:

新潟県には,金属製品や生産用機械関連で金属の塑性加工や機械加工などを行う多くの企業が集積している。しかし,新興国の追い上げや継続的な円高により,電子部品・デバイスや輸送用機械などを中心に海外流出が続いており,グローバルな競争に打ち勝つ技術の導入が不可欠になっている。工業製品にはその製品の本来必要とされる機能以外に,可搬性の向上やエネルギー消費量の削減のために軽量化が要求されることが多い。図1 に軽量化の要求が強い製品群の例を示す。介護福祉関連機器や携帯端末,タブレット端末など重量に比較して単価の高い製品では,アルミニウムやマグネシウムなどの軽量合金やプラスチックなどの軽量材料を多用する。航空機では,消費する燃料が膨大であるため,軽量化に比較的大きなコストをかけても
総合的にみればコストを削減することが可能になるため,高価な素材や工法を取り入れることが可能であり,アルミニウム合金やCFRP などを多用している。
自動車は,車体重量の増加に伴い燃料消費が多くなるため,車体重量の低減は大きな課題である。しかし,電気自動車(EV)や近年急速に販売が伸びているハイブリッド自動車(HV)では,電池やその他部品の重量の割合が大きく,従来の自動車に比べむしろ重くなる傾向にある。
自動車は軽量化と安全性の確保を両立させるため,鉄系の低合金鋼である高張力鋼板(ハイテン材)が積極的に採用され始めている。この素材は,マグネシウム合金に匹敵する比強度を持ちながら,比較的低価格で入手できることから,自動車産業以外でも注目されている。
また,複数の部品を一体化することで,軽量化することのできる冷間鍛造の一種である板鍛造が注目されている。板鍛造は,鋼板を順送りプレス加工またはトランスファープレス加工によって冷間鍛造する技術であり,軽量化のみならず切削加工や粉末成形など他工法からの置き換えも可能であり,大幅なコストダウンを実現できる可能性がある。
本調査研究では,県内の金属製品製造業者が現有のプレス製造ノウハウを適用して,ハイテン材や板鍛造などの加工プロセスを獲得するために必要な課題などについて調査を行った。
 

緒 言:


 

資 料:

30_H24報告書(調査5).pdf(約322.49 Kバイト)