研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.34
 

報告書年度:

2005
 

研究種別:

地域コンソーシアム型研究受託事業
 

テーマ名:

ナノテク技術とデバイス加工の研究及び技術評価
 

副 題:

チタンとCo-Cr 合金の拡散接合
 

担当者:

嶽岡 悦雄(企画管理室)、
小奈 一雄(  〃  )、
堀 祐爾(下越技術支援センター)、
磯部 錦平(   〃     )、
斎藤 博 (   〃     )、
平石 誠 (   〃     )、
山田 昭博(   〃     )、
須藤 貴裕(   〃     )、
岡田 英樹(   〃     )、
遠藤 ミゲル雅崇(瑞穂医科工業株式会社)、
長谷川 孝則(   〃        )
 

抄 録:

優れた骨親和性を有するチタンと耐摩耗性の高いCo-Cr 合金を複合化し、機能性に優れた人工関節の開発に寄与するため、チタンとCo-Cr 合金の拡散接合を行い、接合面の引張強度について検討した。その結果、接合界面の液相部にカーボンを供給し炭化物粒子を分散させることによって、液相凝固部の強度を向上させることができることを明らかにした。

 

緒 言:

国内の人工関節の術例は年間約10 万例と報告されている。人工関節を構成する生体用材料の接合技術が向上すれば、人工関節の摩耗等による再施術時期の延長に貢献できる。チタンは、生体内で化学的に安定であるため、インプラント材料として多用されている。人工関節に求められる機能として骨との親和性があり、股関節や膝関節などのように大きな荷重負荷がかかる箇所では、関節摺動面の耐摩耗性も同時に要求される。Co-Cr 合金は耐摩耗性に優れた合金であり、人工関節用として実績のある材料であるが、骨との接合性に劣ること、加工性が悪いこと、高価であること等から適用範囲が限られている。優れた骨親和性を持つチタンとCo-Cr 合金を接合し一体化することにより、両者の長所を併せ持った人工関節を構成できることが期待される。
 

資 料:

ナノテク技術とデバイス加工の研究及び技術評価.pdf(約1,652.07 Kバイト)