研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.25
 

報告書年度:

1996
 

研究種別:

戦略技術開発研究
 

テーマ名:

木質系新素材による次世代住宅用高機能性開口製品の研究(第1報)
 

副 題:


 

担当者:

田中 興一(研究開発センター)
上野 博(〃)
内山 雅彦(〃)
林 成実(〃)
 

抄 録:

 木材の特性を生かし環境にも優しい圧縮木材の研究を行った。そして木材系素材が広く用いられている住宅関連製品に有効と考え、本研究では開口製品に注目し研究開発を行う。今回は第1報として、飽和水蒸気を用いた圧縮処理技術に重点を置き検討した。その結果、全圧縮木材では180℃飽和水蒸気で4分間処理することにより形状の固定化が図れることが確認された。また表面圧縮処理では熱板加熱の固定化に対する効果が確認された。
 

緒 言:

 近年、木材環境が人間に与える生理的及び情緒的効用が見直されつつあり、インテリア・エクステリア産業への木材の需要は今後増加する傾向にある。また環境問題特に廃棄等については世界的な問題になっており、環境に優しい木材は注目されている。しかし、素材の不均一、狂い、割れ等様々な望ましくない性質を兼ね備えており、これらを改善する必要がある。そこで本研究では木質系新素材として圧縮木材の研究を行う。これは圧縮時に生じる応力を水と熱により除去することにより圧縮状態を維持するもので、工業材料としての素材の均一化及び新性能付与可能な素材である。その圧縮木材を住宅関連製品、特に雪国生活快適性、市場動向等から開口製品(サッシ)に注目し研究開発を行う。今回は第1報として木質系新素材(圧縮木材)の研究、圧縮加工技術の開発及び木製サッシ、住宅関連製品の試作の3つに絞り検討を行った。
 

資 料: