研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.33
 

報告書年度:

2004
 

研究種別:

実用研究
 

テーマ名:

アーク溶接の簡易自動化法の研究
 

副 題:


 

担当者:

大野 宏(素材応用技術支援センター)
吉田 正樹(〃)
白川 正登(〃)
本田 崇(〃)
 

抄 録:

アーク溶接を自動化するには自走式台車やロボットを使う方法などがあるが、今回は中小企業で採用し易い自走式台車を用いた自動化について検討を行った。自走式台車に溶接トーチを取り付けただけではウィービング(溶接線に対して直角にトーチを振ることや、小さな円弧を描くことによって幅広のビードを作る動作)ができず薄板のみしかできないため、厚板も出来るように回転式ウィービング機能を持った自走式台車を作り、それを用いた隅肉継ぎ手、突き合わせ継ぎ手について条件検討を行った。条件を選ぶことによって適正な溶接ビードが出来ることを確認した。
 

緒 言:

高度な熟練を要する溶接作業者の高齢化は現場においてはすでに大きな問題である。高齢化に伴う視力の低下や運棒の安定などに問題が出てくることが多く、新たな技術者を育成するのも難しい状況である。そこで溶接を自動化するためにトーチを持って溶接を行う自走式台車やロボットなどが使用されるようになってきている。
しかし、ロボットなどはまだ価格的に高く、中小企業では購入するのは難しい。また、自走式台車が中小企業では使い易いが、一般的な自走式台車は直線運動をするだけで、厚板等の溶接などでウィービングが必要な作業では使うことが出来ない。そこでウィービングできる自走式台車を開発し、それを用いた自動化溶接の条件検討を行った。
検討に際して建築用羽子板を想定し、その丸棒と平板の隅肉溶接をモデルにして自動化を検討した。また同時に平板の突き合わせ溶接についても検討を行った。
なお、今回用いたウィービングの機構は、製作の容易さと、羽子板での隅肉溶接でのビード形状の最適化を図るために回転運動を採用した。
 

資 料:

実用12−アーク溶接.pdf(約222.72 Kバイト)