研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.40
 

報告書年度:

2011
 

研究種別:

実用研究
 

テーマ名:

マイクロウェーブ試料分解装置による試料分解方法の確立(第2報)
 

副 題:


 

担当者:

(下越技術支援センター)内藤 隆之、渡邉 亮
 

抄 録:

マイクロウェーブ試料分解装置(以下MWと略す)はプラズマ発光分析(以下ICPと略す)や原子吸光分析等の前処理装置として試料を分解,溶解することに利用されている。MWの特徴は密閉された耐圧容器(PTFE製)にマイクロ波を照射して,容器内の水溶液(酸を含む)を短時間で昇温・昇圧できることである。そのため操作中は外部からの不純物混入や容器内からの試料散逸を防止できる。
また,マイクロ波照射による急激な昇圧への対策は内蓋を破損させて内圧を下げ,同時に排出されたガス(酸を含む)は接続されたチューブで排気装置へ導くため万全である。一方,急激な昇温への対策は冷却機能を持たないため,使用できる酸を制限している。例えば過塩素酸は加熱によって発現した酸化力で有機物を分解できるが,分解が始まると反応と昇温が急激に進む危険性がある。このため容器が破損して,酸を含む内容物が装置内へ漏洩する可能性が高く,MWの操作において過塩素酸は使用不可である。
昨年度は各種樹脂材料(PE,PP,EVA,アクリル,PS,ASおよびABS)の分解方法について,硝酸と硫酸を使用して検討を行った。
今年度はPS,ASおよびABSのMW分解操作における硫酸の代替として過塩素酸の利用方法を検討した。過塩素酸は上述のとおりMWへの使用ができないため,硝酸によるMW分解操作後の二次操作となるビーカ分解操作で使用した。また,その他の樹脂について,硝酸で並行操作を行った。
以上の樹脂分解操作において,鉛(以下Pbと略す),カドミウム(以下Cdと略す)で回収率を求めたので報告する。
 

緒 言:


 

資 料:

211H22マイクロウェーブ試料分解装置による試料分解方法の確立.pdf(約180.73 Kバイト)