研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.30
 

報告書年度:

2001
 

研究種別:

実用研究
 

テーマ名:

生分解性プラスチックのフィールドテスト
 

副 題:


 

担当者:

佐野 正(下越技術支援センター)
林 成美(〃)
天城 裕子(〃)
佐藤 亨(〃)
 

抄 録:

生分解性プラスチックは土壌中の微生物による分解を受け、最終的に水と二酸化炭素に分解される。しかしその分解挙動については現時点では不明の点も多い。そこで県内数カ所に各種サンプルを埋設し、分解状況のモニターを行った。なお、本研究は物質工学連合部会高分子分科会の共同研究の一環として行われたものである。
 

緒 言:

近年「土に還る」プラスチックとして生分解性プラスチックが注目されている。土壌中の細菌による分解を受け、最終的に水と二酸化炭素に分解されるため、環境への負荷が少ない。用途例としては農業用フィルム、育苗ポットなど、使用後の回収が困難な分野を中心に年々使用量は増大している。現段階での生分解性プラスチックの問題点としては(1)コストの問題(2)一般的に熱に弱く、加工条件には注意を要する(3)中間生成物の安全性についてなどが挙げられる。クリアしなければならない課題も多いが、今後様々の分野での利用が期待される。
生分解性プラスチックの分解性評価法としてはJISK6950 (ISO14851対応,好気的究極生分解度の求め方酸素消費量の測定)やJIS K 6951 (ISO14852対応、発生二酸化炭素量の測定)などがある。しかし、いずれも恒温、緩衝液中での環境、大量の無機栄養分を含む培養液を用いることなど、微生物の活動に適した(かなり限定された)環境中での試験となり、実際に土壌に埋設した場合にどのような分解挙動を示すかという指標として用いるのは困難である。
そこで、本研究では生分解性プラスチックの実用化、利用の促進を目的に、生分解性プラスチックを本県土壌において実際に使用した場合の分解性の目安となる基礎データの集積を行った。
 

資 料:

実用1 - 生分解プラスチックのフィールドテスト.pdf(約269.51 Kバイト)