研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.31
 

報告書年度:

2002
 

研究種別:

実用研究
 

テーマ名:

繊維製品の染着制御・機能性付加技術の開発(その1)
 

副 題:

佐渡産おけさ柿を利用した抗菌性ニットの開発
 

担当者:

諸橋 春夫(素材応用技術支援センター)
佐藤 清治(〃)
佐野 正(〃)
 

抄 録:

低濃度の佐渡産柿渋液と一本糊付け機により、柿渋付着後の斑発生を回避すると同時に、染色堅ろう度及び糸物性等を低下させることなく、綿糸に柿渋を付着させることができた。また、この柿渋処理糸(編み地)には、十分な抗菌性がみられた。
 

緒 言:

近年、衣料品の差別化戦略として“機能性”や“エコ素材”を取り入れた商品開発が盛んになっている。また、天然成分であるポリフェノールやその一種であるカキタンニンには抗菌防臭性や消臭、抗アレルギー性等の機能のあることが報告されている。1)2)
 一方、新潟県農業総合研究所食品研究センターが、おけさ柿の青い実を砕いて搾った液(以下、新型柿渋と示す)をおけさ柿の用途拡大を目的として開発し、平成13年度から佐渡羽茂農協で新型柿渋の生産を開始した。現在市販されている従来からある柿渋(以下、従来型柿渋と示す)は、番傘・漁網・木製品等の生活用具の補強的染料として使われてきたが、衣料製品への応用の際には、その独特の臭気や色のため用途が限られている状態であり、ニットへの応用は見当たらない。
 そこで本研究では“新潟発”のブランド品作りを目的として、カキタンニンを含む新潟県佐渡産であるおけさ柿を原料とした新型柿渋を用い、抗菌機能を付加したニット製品の開発を行った。
 

資 料:

実用9−繊維製品(おけさ柿).PDF(約64.29 Kバイト)