研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.39
 

報告書年度:

2010
 

研究種別:

競争型受託研究
 

テーマ名:

暗号鍵の生成・管理を考慮したディジタル動画像のアクセス制御
 

副 題:


 

担当者:

(研究開発センター)今泉 祥子
(下越技術支援センター)阿部 淑人
 

抄 録:

ディジタル動画像を対象に,鍵管理および配送において効果的な暗号鍵生成法を用いたアクセス制御方式の研究を行った。静止画像に対する既存のアクセス制御方式を応用することで,フレームレートなど時間軸の階層に対応する動画像のための新しいアクセス制御方式を考案した。
 

緒 言:

一方,階層構造ディジタル画像通信の一般化に伴い,画像の保護に関して様々な側面から研究がなされている。本研究では,階層構造を有する符号化動画像を対象に,鍵管理・配送および演算処理において効果的な暗号鍵生成方法を用いたアクセス制御方式を考案した。通信路や通信端末の多様化により,様々な品質での画像配信が求められている。例えば,テレビジョン放送におけるフレームレートは,ワンセグ放送で15 fps,高精細度テレビジョン放送で30 fps,60 fps などのように,用途によって異なる。有料配信において,課金の額は再生品質により決定されるため,アクセス制御が要求されている。
を有する符号化静止画像に対し,文献1)2)3)は,SNR,解像度,色数などを制御対象として,ユーザが許諾された品質でのみ再生するためのアクセス制御を実現している。これらの研究は,ある静止画像へのアクセス制御において,符号化列および管理鍵の個数に冗長がないよう検討されている。
動画像においては,静止画像で制御すべき対象に加えて,時間軸についても考慮することが不可欠となる。本研究は,静止画像に対するアクセス制御1)2)3)を応用することで,フレームレートなどの階層に対応する,動画像のための新しいアクセス制御方式を考案した。まず,制御対象が1 つの場合に有効な手法を述べる。次に,制御対象を2 つに拡張した手法について説明する。本手法は,2 つの制御対象に対して同時にアクセス制御を施すことが可能である。さらに,このとき必要となる管理鍵の個数についても議論する。
 

資 料:

08H21アクセス制御.pdf(約395.26 Kバイト)