研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.35
 

報告書年度:

2006
 

研究種別:

公募型受託研究
 

テーマ名:

雪国の生活を支援する自律運行型除雪ロボットの研究開発
 

副 題:


 

担当者:

真柄 賢太郎(研究開発センター)
相田 収平 (   〃    )
大野 宏  (   〃    )
阿部 淑人 (   〃    )
五十嵐 晃 (下越技術支援センター)
須藤 貴裕 (   〃      )
 

抄 録:

雪を圧縮して排出する除雪ロボットの自律制御機構を開発した。ロボット本体の位置を計算しながら人や車などの障害物を検出し,決められた範囲を効率よく移動して除雪する。「愛・地球博」で実証実験を行い,その結果をもとに実用化に向けての改良を行った。
 

緒 言:

新潟県などの日本海側の地域は冬季の積雪量が多く,ひと冬に何回も屋根の雪下ろしと平地の除雪作業が必要になる。これらの地域では過疎化に伴う高齢化や核家族化が進んでおり,除雪作業による肉体的・精神的な負担が大きい。また,屋根の雪下ろし作業中の転落事故や,平地で除雪機を操作している間に事故に遭うことが多く,深刻な問題になっている。
そのため,本研究では人の代わりに除雪作業を自律的かつ安全に行うロボットを開発した。
このロボットは,あらかじめ決められた範囲を自律的に走行しながら雪を取り込んで圧縮し,定型のブロック形状に固めて所定位置に排出する。固められた雪ブロックは高密度に圧縮されており,雪室の冷熱源として利用できる。開発は,新潟工科大学中嶋研究室,山形大学水戸部研究室,(株)技術開発研究所,(財)にいがた産業創造機構および新潟県工業技術総合研究所が共同で行った。当研究所は雪を取り込んで圧縮するという除雪ロボットの基本仕様を決め,また,自己位置の計算と障害物検出を行いロボット本体の動作を決定する自律制御機構の開発を担当した。
 本研究は平成16〜17年度の独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「次世代ロボット実用化プロジェクト(プロトタイプ開発支援事業)」で行った。これは,2020年において一般家庭やオフィスで広い応用が可能となるプロトタイプロボットを開発するというものである。「愛・地球博」において実証実験を行い,その結果を踏まえ実用化に向けての改良を行った。
 

資 料:

雪国の生活を支援する自律運行型除雪ロボットの研究開発.pdf(約479.86 Kバイト)