研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.31
 

報告書年度:

2002
 

研究種別:

3県公設試験研究機関共同研究
 

テーマ名:

マグネシウム合金等のリサイクル化の調査研究(第2報)
 

副 題:


 

担当者:

高野 格(研究開発センター)
田辺 寛(〃)
須貝 裕之(〃)
折笠 仁志(〃)
 

抄 録:

マグネシウム合金は、携帯電話やノートパソコン、MD プレーヤーなどの筐体への利用が進んでおり、近い将来、マグネシウム合金板を使ったプレス成形品の採用が予想されることから、現段階からプレス成形の過程で発生するスクラップや端材を対象としたリサイクルを積極的に考えていく必要がある。そこで、本研究では、展伸材を中心としたマグネシウム合金のリサイクルの可能性について検討するため、マグネシウム合金の市中回収品を想定した溶解実験、連続鋳造スラブの製作、リサイクル圧延板の試作とその性能評価を行った。その結果、連続鋳造を行うことによって、欠陥のないスラブが作製可能であり、そのスラブより製作した圧延板もプレス加工を行う上で十分な成形能を有することを確認した。

 

緒 言:

近年、携帯電話、ノートパソコンなどの筐体や自動車部品を中心に需要が拡大しているマグネシウム合金は、実用金属の中で最も比重が小さく、比強度、振動減衰性、耐くぼみ性においても優れた特性を有し、さらに、再溶解に要するエネルギーが小さいことから、リサイクル面でも注目を浴びている。現状のマグネシウム合金による製品のほとんどは、ダイカストやチクソモールディングにより製作されているが、後工程で手作業によるパテ埋めや研磨が必要となるために生産性が悪く、また、それらの製法では板厚の薄い成形に対して限界があると言われている。そのため、マグネシウム合金板を使ったプレス成形に対するニーズが高まっており、プレス加工が量産化に発展した場合、大量のブランクの端材やスクラップが発生すると予想されることから、現段階から
スクラップや端材を対象としたマグネシウム合金のリサイクルを積極的に考えていく必要がある。そこで、展伸材を中心としたリサイクルの可能性について検討を行うため、マグネシウム合金の基礎的な溶解・鋳造試験、リサイクル圧延板の試作と評価を行った。
 

資 料:

3県共同−マグネシウム.PDF(約311.25 Kバイト)