研 究 報 告 書

報告書名:

工業技術研究報告書
 

報告書番号:

No.45
 

報告書年度:

2016
 

研究種別:

その他
 

テーマ名:

鋼材の球状化焼鈍しについて
 

副 題:


 

担当者:

県央技術支援センター 斎藤 雄治
 

抄 録:

炭素工具鋼鋼材SK105 は,約1%の炭素を含
む炭素鋼で,刃物などに使用されている。この
鋼材は材料出荷前に球状化焼鈍しを行い,鋼材
として最も軟らかい状態にしている。球状化焼
鈍しを行うと,金属組織はフェライト地に無数
の球状の炭化物が一様に分布した状態となる。
これにより,容易に機械加工することができ,
しかも焼入れしたときに変形が少なく高い耐摩
耗性をもった製品・部品にすることが可能とな
る。
当センターにおいて,企業から持ち込まれた
鋼製の刃物や工具などの金属組織観察や硬さ試
験を行うことがある。その結果,焼入れ前の金
属組織が問題であると推測されることもあるが,
さほど知見がないため,試験結果の客観的な評
価や企業への結果説明が十分でないことがある。
ここでは,熱処理条件と炭化物の球状化の関
係について実験を行った。実験で用いた供試材
(炭素工具鋼鋼材SK105)は,購入した状態
で炭化物が球状化しているため,これを焼なら
しして層状の炭化物にした後,各種の条件で球
状化焼鈍しを行い,硬さと金属組織を調べた。
これにより,熱処理条件と金属組織や硬さのデ
ータを蓄積し,上記の技術相談により迅速に対
応できるようにすることを目的とする。
 

緒 言:


 

資 料:

h27_19.pdfh27_19.pdf(約1,658.61 Kバイト)